インターネット掲示板と著作権
〜ホテルジャンキーズクラブ掲示板で起きたこと〜

騒動勃発から、早一年が過ぎようとしています。
事態を一覧できるページとして作成いたしました。

2001年5月31日(木)。
「サロン(掲示板)」で、村瀬千文氏が
「世界極上ホテル術」という本が出ることを
告知しました。
私たちにとっては、それが始まりでした。

各日の見出しをクリックすると、別画面で詳細をご覧頂けます。

 

 

 

【2001年6月前半】

     
3日
  掲示板で最初の指摘
     
掲示板の規約部分に、発言はHJ誌に掲載または村瀬氏の書籍に掲載される可能性がある(その時に改変する可能性がある)と一筆入れた方が良いと感じた」という内容でした。
       
4日
  「無断転載」についての発言相次ぐ
     
6日
  会員用掲示板でもこの問題が出る
       
7日   村瀬氏、掲示板を見ていないことが発覚
       
8日   村瀬氏、正式回答を掲示板に発表
     
●掲載されている発言は、その発言者に権利があると弁護士が判断した。
● これまで業界の慣行でこの手の物は発言者に許可を取らずに掲載できると認識していた。
● 今後は事前に了解を取るようにする。
● ハンドルネームという「匿名」で投稿されたものなので、連絡を取るのが不可能と考えたし、そういう匿名の人の身元を聞くのも良くないと考えた。
● 今後はハンドルネームで投稿しても誰が投稿したのかわかる仕組みに変えて行く。
● 本に掲載されている人は「投稿時使用したプロバイダ・メールアドレス・コンピュータの機種」を調べてクラブまで連絡せよ。
●薄謝として「500円の図書券」を進呈する。
● 自分の認識不足で迷惑・心配をかけて申し訳ない。
という主旨でした。
       

12日

  「某1」氏、連絡を取る/村瀬氏、会員の実名をさらす
       
13日   掲示板の発言削除が始まる
     
掲示板上に残っている発言の中には、該当する部分だけを勝手に抜き出して削除し、問題ないと思われる部分はそのまま残すという改竄をされた発言もありました。
削除の理由について問う発言もありましたが、すべて削除されました。
       
16日   不明瞭な削除基準に疑問の声
       
17日   不明瞭な削除基準に疑問の声 2
       
18日
  掲示板にアクセス制限を設定
     
掲示板に、一部プロバイダからのアクセス制限がかかりました。
so-net、@niftyなどの大手プロバイダからもアクセスできなくなりました。
       
19日
  村瀬氏、会員用掲示板で「荒らしにあっている」との宣言
       
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【2001年6月後半】

     
20日
  「ニュース」ページ更新、数々のお知らせが掲載された
     
6月25日発売のHJ誌26号にて「BBS「サロン」騒動顛末記」(村瀬千文)を7ページ掲載予定との告知がトップに掲載されました。
「ニュース」ページに、削除されたままだった「6/8付けの回答」「掲載者一覧表(敬称略)」「サロン利用者への削除とアクセス制限について説明」が掲載されました。
       
21日   「顛末記」のページ数がいつのまにか減少
       
24日   村瀬氏、「出版の経緯について」を発表
     
「ニュース」のページに、「出版の経緯について」という文章が増えました。
村瀬氏の主張では、「世界極上ホテル術」の出版に際し
●HJ誌に連載してきたものをまとめたもの。
●掲示板の時系列を超え、質問回答が成立するように自分が並べなおした。
●テーマに合わない部分は発言から自分がカットした。
●分量調整のため差し障り無いと自分が判断した部分もカットした。
● 掲載にあたって、投稿に自分が加筆した部分はない。
●固有名詞の訂正・誤解を与えかねない文章以外、内容の変更は行っていない。
●以上のように自分はサロンへの投稿を素材にして「世界極上ホテル術」を作った。
●自分がこのように編集作業や検証を行った事を理解せよ。
とのことです。
       

25日

  村瀬氏による「顛末記」の内容が明らかになる/この日付けで「世界極上ホテル術」の第二刷発行。
       
26日   掲示板で,またもや発言改竄が発覚
     
掲示板上の発言をいったん削除し、都合の悪い部分(世界極上ホテル術に関係した部分)を削除して再アップする方法を採っているようです。
       
27日   この件が掲載された「週刊宝島」発売削除、および個人情報流出についての説明が「ニュース」に追加される
       
28日   クラブ事務局、HJ誌26号の内容を一部訂正
       
30日     削除がわからないようにCGIを改造/内容証明に回答せず
     
発言を削除しても発言番号が飛ばないように(連番の状態になるように)CGIを改造した模様です。
森拓之事務所に内容証明で問い合わせていた方より、期限までに回答がなかった旨のご報告がありました。
       
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【2001年7月】

     
2日
  村瀬氏、荒らしに関して会員用掲示板で発言/内容証明にやっと返答が。
     
会員用掲示板に村瀬千文名義で三つの発言がなされました。
[1]
●BBS荒らしのために一部プロバイダからのアクセス制限と発言削除を行っている。
●削除内容に不満があれば(メールアドレス)に連絡せよ。
[2]
●とある人から直接質問があり、回答したがまだ誤解があったので、ここでまた説明する。
●BBS荒らしは犯罪なので、警察を連絡を取って対応をしている。
●当局からは公の目に触れないように即刻削除せよと指導を受けている。
●当社はオープンに情報開示しているので質問があればいつでも来よ。
[3]
●この3週間「BBS騒動」への対応に追われ、会員用掲示板での質問・意見に答えられなかったことを詫びる。
●会員用掲示板の主旨は会員同士がホテルに関する情報交換を行うことにある。
●会員用掲示板にクラブに対しての意見・不満の投稿があるが、そういうことは事務局に直接連絡せよ。
村瀬が責任を持って対応する。(あて先付き)
6月30日までの返信期限で出していた内容証明への返答が、期限を過ぎてやっと質問者宅に届きました。
       
5日
  掲示板過去ログを削除
       
6日
  「アサヒコム」掲示板でもこの著作権違反が話題に
       
7日   掲示板の削除規定、早くも改定
       
8日   「世界極上ホテル術」の内容訂正方法が明らかになる
     
●「世界極上ホテル術」に掲載された自分のコメントに間違いを「自覚」した者は、今後改訂版を出す時に訂正するので連絡せよ。
●連絡の際には「ハンドルネーム・プロバイダー・メイルアドレス・コンピューターの機種・自宅住所・連絡先電話番号」を明記せよ。
との事。
       
9日   掲示板、とうとう閉鎖
       
18日   この件が掲載された「月刊サイゾー」誌発売
       
21日   新掲示板開幕/「ニュース」より削除規定削除
     
利用規約が定められました。 要点は以下のとおりです。
●SALONへの投稿の著作権は森拓之事務所が所有する。本人の承諾を得ずに二次使用する。
●実在しない・過去に規約違反をして登録を抹消された・虚偽の情報を登録した・森拓之事務所が不適当と判断する人以外は参加できる。
●規約に反した利用者は本人に予告することなく登録を抹消する。(削除規定はこれまでに「ニュース」で書かれていた物と概ね同様。なおウェブサイトの紹介は営利を目的とした行為と判断されるようです。)

初の発言は渋谷のホテルについての質問でしたが早速削除されました。
       
30日   債権者団結成
販売中止の仮処分申請
       
     

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Last Update : 2001/04/15